自律神経障害と生活習慣について

2021/09/03


自律神経障害という言葉を聞いた人も多いでしょう。男性でも発症する人がいますが、

女性の方が圧倒的にこの症状を発生する人が多い事も知られています。自律神経障害は軽度の症状から重度の症状まであり、重度の場合は日常生活に支障が出ることも沢山あります。

 

しかし、この自律神経障害はある程度症状を軽減させて克服することできます。

今回はそんな自律神経障害と生活習慣についてお話していきます。

 

◆自律神経障害の予防方法

結論から言って自律神経障害を克服するためには、まず日々の生活習慣を見直す事が非常に重要です。規則正しい生活リズムを作り、充分な休息、適度な運動と水分補給これらをキチンと実行することで自律神経障害の予防や克服ができるようになってきます。

 

自律神経障害の治療方法は色々とあります。投薬治療、ホルモン治療、注射、マッサージ、電気療法など様々です。しかし、これらの治療方法は一時的な治療方法になります。薬や注射をしている時は自律神経障害の症状が軽くなるかもしれません。また、マッサージをしている時は気持ちもリラックスして自律神経も正常になるかもしれません。しかし、これらの治療方法は一時的な物になってきます。

 

薬や注射、マッサージ等これらの治療をしなくなると数日、数週間で自律神経障害の症状が再発してしまう事でしょう。これは自律神経障害がクセになっているからなのです。

自律神経障害の治療方法は「自律神経障害になりにくい体を作る」事なのです。

 

◆自律神経を知ろう

前述した自律神経障害を克服する生活習慣を作るにはまずは自律神経の仕組みを知る事が一番重要になります。自律神経の仕組みをしっかりと理解しておきましょう。

 

自律神経とは文字通り自律して行動する神経の事です。心臓の動きや呼吸などみなさん意識して「心臓を動かそう」「呼吸をしよう」と思っていないと思います。自分の体を生きるために勝手にコントロールして「その場」「その状況」に合った形で体調を調整くれるのが自律神経になります。

 

自律神経には神経が2種類あります。それが交換神経と副交感神経になります。交感神経は日常活動で優位に働いて身体を活発にしてくれます。走れば脈拍もあがり、酸素を体中に送ろうと呼吸も荒くなります。このような動きをコントロールしてくれるのが交感神経になります。

 

一方副交感神経は就寝時やリラックスしている時に働く神経になります。就寝時やリラックスしている時には呼吸もゆっくりとなり、鼓動もゆるやかになりリラックスして身体の疲労を取り除くような働きをコントロールしてくれます。

 

この2つの神経が正常に動作しない事が自律神経障害になります。

 

◆自律神経障害とは

前述した交感神経と副交感神経が正常に作用しないとどうなるでしょうか。例えば就寝時に鼓動が早くなり、息が荒くなると不安感に襲われます。このような状態になるとパニック障害と言われる症状に発展します。

 

逆に日中活動的な時間帯に呼吸がゆっくりとなり脈拍も弱くなり、血流が遅くなると「貧血」という状態になります。

 

自律神経障害とはこの2つの神経が正常に働かず日常生活に支障が出るような状態の事を言います。軽度の場合は仕事などにも支障は出ないかもしれません。しかし、重度になると日常生活に支障が出て、よく救急車を呼んだり、夜中に目覚めて汗をかいたり、日中気分が悪くなったりしてしまい、車の運転など非常に危険な状態になってしまいます。事項に解説する生活習慣や症状に覚えがある場合には早めに専門医にて診察してもらい早期に治療に取り組むようにしましょう。

 

◆自律神経障害と日常生活

自律神経障害は日々の日常生活が原因で発症するケースも非常に多くあります。下記の日常生活などに該当する人は自律神経障害予備軍と言っても過言ではないでしょう。充分に注意してみてください。

・精神的ストレスが大きい(仕事、家庭など)

・慢性的な運動不足

・姿勢が悪い

・生理が不定期

・更年期である

・水を飲まない

・子宮摘出をした経験がある

・ホルモンバランスが乱れやすい

・音や光の激しい所での仕事

・不規則な生活

・暴飲暴食

上記のような日常生活を送っていて、夜中に急に動悸で目覚めたり、日中気分が悪なるような事がある人は自律神経障害の可能性もありますが場合によっては重篤な病変が隠れている場合もありますので注意しましょう。

 

◆自律神経障害克服のために

前述したように自律神経障害を克服していくためには薬や注射だけでなく、日常生活を見直して規則正しい生活を送るように心がけてください。特に運動などは適度に行うだけで各段に症状が改善されます。運動を行うと交感神経が活発になります。そのため交感神経が使用される状態を体が記憶して、適正に自律神経が働くようになるのです。

 

そして充分な休息は副交感神経の能力を高め、自然治癒力を活性化させます。最初は大変かもしれませんが、自分の日常生活を見直して是非健康的な体を手に入れるように頑張ってみてください。


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