ぎっくり腰の予防について

2022/01/14

ぎっくり腰と聞くと高齢の人がなる腰痛の症状だと思っている人も多いと思います。

しかし、現代では若い人も多くぎっくり腰になってしまう人が非常に多くいます。これは昔からの生活スタイルが変わったからとも言われています。今回は老若男女問わずに発生する可能性があるぎっくり腰の予防についてお話していきます。

 

◆ぎっくり腰とは何?

ぎっくり腰とは急性腰痛症が正式名称になります。この名称通りいきなり発生してしまう腰痛になりますが非常に痛みがあり、動けなくなるのも特徴のひとつです。

ぎっくり腰の仕組みとしては腰骨や背骨の炎症や損傷が主な原因となります。骨と骨の間には椎間板という軟組織があります。この椎間板が体重やショックを和らげてくれる役目などをしますが、軟組織のためあまり強固にはできていません。そのため何らかのショックで椎間板の組織がはみ出し、神経を圧迫したり、筋組織の損傷を引き起こします。

これがぎっくり腰の仕組みになります。

 

通常であればしばらくすると治りますが、椎間板のはみだし具合があまりにも大きかったり、下肢にしびれなどが伴う場合はぎっくり腰ではなく椎間板ヘルニアの可能性もありますので、あまり放置しないで早めに専門医にて診察を受けることをおすすめします。

 

◆ぎっくり腰の原因は何?

ぎっくり腰を引き起こす要因は様々です。加齢から腰回りの筋組織が弱って発生することはよくある事ですが、若い人でもぎっくり腰が発症するのはなぜでしょうか?

これは現代人の生活習慣が深く関係しています。一昔前はパソコンやスマホなどもなく、老いも若きも常に動いて体を使い、仕事や遊びをしていました。しかし、現代では仕事中はずっとパソコンにしがみついていたり、スマホなどでゲームに熱中するようになってきています。その結果、「慢性的な運動不足」という生活スタイルになってしまっています。

 

また、部活やジムなどで運動をしていてもやはりスマホやゲームなどに夢中になってしまうと姿勢が悪くなり、姿勢の悪いまま数時間過ごしてしまうことも多くあります。

 

このように運動不足や姿勢の悪さが老若男女問わず発生しているぎっくり腰の原因とも言えます。

 

例で考えると数年間使用せずに放置していた自転車を乗ろうとした事を想像してみてください。数年間放置された自転車はタイヤの空気も抜けて、全体的に錆びついているでしょう。無理やり自転車を乗ろうとするとチェーンが外れたり、タイヤのチューブがはみ出てしまうこともあります。このような事が人間の体でも発生しているのです。運動不足で使用しなかった筋組織をいきなり動かしたりすることで色々な筋組織に負荷がかかり、ぎっくり腰になってしまうのです。

 

◆ぎっくり腰と生活習慣

ぎっくり腰の原因は運動不足と姿勢の悪さという事を前述しましたがそれだけが原因ではありません。日常生活の中の生活習慣にもぎっくり腰となる原因は多く存在します。下記のような生活習慣を送っている人は運動不足や姿勢の悪さ以外でもぎっくり腰になりやすいとも言えますので充分に注意してください。

・過度な運動

・重労働

・中腰の体制が多い

・一日中立ち仕事である

・寝不足

・偏食

・睡眠不足

・ダイエットをよく繰り返す

・水分不足

・日光を浴びない

 

これらの事は人間の本質的な部分になります。人間は夜に寝て、昼間活動し、休息をとり、十分な水分と栄養補給をすることで健康が保たれます。運動は非常に良いですが毎日過度な運動を行うと、筋組織が疲労から回復しない状態で再度運動をするという悪循環になり、ストレスや疲労がたまりやすくなります。そのためぎっくり腰も発生しやすくなります。

何事も適度が充分ですので無理をしないように心がけてください。

 

◆ぎっくり腰の治療と予防について

ぎっくり腰は非常につらい痛みを伴います。少し動いただけで激痛が走ることもあります。このような場合は無理をしないでしばらく安静にしてみてください。痛み止めの薬なども良いですがあまり頼りすぎると依存性が強くなってしまいかえって危険なこともありますので注意してください。

 

ぎっくり腰になった場合1日程度は無理をしないでゆっくり休んで体をいたわるようにしましょう。しかし、数日寝たきりも良くありません。ある程度刺激を与えないとぎっくり腰も回復していきません。過去の実験データーとしてもぎっくり腰になった人が寝たきりで治した場合と出来る限り日常生活を送った場合とでは日常生活を出来る限り送った方の人が早く回復しています。あまり甘やかしても良くないという事ですね。

 

ここまで読んで頂ければぎっくり腰の予防法もお分かりかと思います。適度な運動、充分な睡眠、水分補給、バランスの良い食生活、姿勢よく生活する、これらの事を心がけて生活するだけでぎっくり腰になる確率は非常に少なくなります。

ぎっくり腰は「クセ」にもなりやすいので一度ぎっくり腰を経験したことがある人は出来る限り毎日の生活習慣を見直して過ごすように心がけてください。


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