ひばり整体|茨城県つくば市にある整体院です。骨盤矯正、肩こり、腰痛や生理痛、更年期障害などの婦人科系症状にお悩みの方におすすめです。
サイトマップ四十肩・五十肩と生活習慣
2022/02/20
四十肩や五十肩という言葉を聞いた事があると思います。昭和世代の人は現在このような症状から肩の痛みに悩まされている人も多いのではないでしょうか。今回はこの厄介な四十肩・五十肩と生活習慣についてお話していきます。
◆四十肩と五十肩とは
実は四十肩や五十肩という病名は存在しません。イメージとしては肩こりやぎっくり腰などと同じような俗称になります。病名ではなく「単に肩が痛い」という状況ですが、加齢から発生することも多くありますので四十肩や五十肩という形で説明を受けるだけのケースも多いと言えます。
それでは四十肩や五十肩の体内の状況はどのような状態なのでしょうか。
ズバリ一言で説明すると「肩回りの筋肉組織や腱の炎症」という状態です。肩や肩甲骨周りの炎症がひどくなると癒着して固まってしまう場合もあります。このような場合の症状は「肩が上がらない」などの症状がでます。
これらの症状の病名としては肩関節周囲炎や癒着性肩関節包円などと呼ばれます。
原因としては正直ハッキリと解明されてはいませんが血流の悪さなどが原因のひとつとして考えても良いでしょう。
◆四十肩と五十肩の症状
四十肩や五十肩の症状としては人によって様々です。「肩が上がらない」「肩が痛む」「肩が回らない」などが主な症状でしょう。ここから発展して「背中回りが痛い」「首回りが痛い」などの症状がでる場合もあります。しかし、場合によっては四十肩や五十肩などではなく、重篤な病変が隠れている可能性もありますので、「おかしいな」などの違和感が続くようであれば早めに診察を受けることをおすすめいたします。
◆現代人の生活習慣
現代の四十肩や五十肩世代の人々は丁度パソコンなどが普及し始めたと同時に成長し、仕事にも取り入れていると思います。そのため事務仕事などがメインなどの人は一日中机の上で仕事をしている事も多いでしょう。また、スマホなども非常に普及しているのでスマホの画面を見続ける時間が長い人も多くいるのではないでしょうか。
このように「体を動かさない」「同じ姿勢」「姿勢が悪い」この状態が一日の大半を占める人は体の血流が悪くなっていると言っても良いでしょう。事務仕事などの場合はキーボードの操作は肩の筋肉が非常に緊張しており、疲労やストレスを溜めやすくなっています。
その他下記に該当するような生活習慣を送っている人は四十肩や五十肩になりやすいとも言えますので充分に気を付けてください。
・猫背である
・姿勢が悪い
・同じ姿勢でいることが多い
・水分不足(コーヒーやジュース類をよく飲む)
・食生活が偏っている
・睡眠不足
・不規則な生活リズム
・ながらスマホの時間が長い
・暴飲暴食
上記のような生活習慣を送っている人も血流が悪くなり、気が付いたら四十肩や五十肩という症状に悩まされる可能性がありますので充分に注意しましょう。
◆四十肩・五十肩の治療方法
四十肩や五十肩の治療方法としては色々とあります。基本的に四十肩・五十肩は筋組織や腱の炎症が原因の場合がほとんどです。そのため炎症止めの薬や痛み止めの薬を服用する投薬治療や筋肉弛緩剤などの注射、マッサージ、ストレッチなど色々とあります。
しかし、これらの治療法は四十肩や五十肩の根本的な治療にはなりません。あくまでも症状や痛みを治すサポート役になります。
投薬治療などは一時的に痛みなどが解消するかもしれません。しかし、日常生活が変わらないと悪化していく可能性があります。そのため四十肩・五十肩の時期が過ぎても「肩が回らなくなった」というケースもあるのです。
また、マッサージなどは気を付けないと炎症の範囲を広げてしまう可能性があります。
このため「かえってひどくなった」という話もよく聞きます。
これらの治療法はうまく活用して四十肩・五十肩の時期を乗り切るツールとして活用して早めに生活習慣を見直して血流の改善をしていきましょう。
◆四十肩・五十肩と上手く付き合うために
四十肩や五十肩の痛みや症状は永遠に続くものではありません。四十肩や五十肩は主に3期に分かれて発生し、回復していきます。最初は疼痛気(とうつうき)という事で炎症がひどくなり場合によって日常生活にも支障が出る事もある時期になります。次に拘縮期(こうしゅくき)と言われる時期です。この時期痛みはある程度落ち着きますが、肩の可動範囲が狭くなる状態になっています。そして最後に回復期という事で痛みが取れてくる時期が訪れて回復していきます。この期間がおよそ1年から1年半程度かかります。
キチンと生活習慣を見直し、治療法を上手く活用していないと自然治癒力も衰えるため、回復期にきても可動範囲が狭くなってしまい、肩が動かないという人も大勢います。
現在の生活習慣をいきなり変えるのは難しいかもしれません。しかし、今からでも遅くはありませんので少しずつでも健康的な生活を送るクセを身に着けるように努力してみてください。